汚れといってもこの場合は主として、ホコリ、手アカなどの油汚れ、タバコのヤニでしょう。これに対する洗剤としてもっとも一般的なのは住まいの洗剤といわれるもので、表示どおりのぬるま湯にうすめて使うことで、かなりの効果を上げることができます。(注:壁の材質によっては一概にはいえません。)

プラスター壁
プラスター壁

ホコリをよく払ってから、かたく絞ったぞうきんで拭きとります。洗剤の入ったぬるま湯でよくすすぎながら拭きとってください。どうしても落ちないところは、軽くサンドペーパー(150~180番くらい)をかけるときれいになります。他の部分と差がついて目立つというときは、思い切って壁用塗料か浴室用塗料で壁全体を塗りかえてしまうのも1つの方法です。

プリント合板

拭き掃除ができます。ひどくなったものはビニール壁紙などをはるのがよいでしょう。

壁紙

ビニール壁紙はかなりよく洗剤で拭き掃除ができますが、日焼けしてきたものは、塗料を塗るか、はりかえるしか方法はありません。
紙の壁紙も2~3回は洗剤で拭きとることができますが、表面がケバ立つようになったら、はりかえなくてはなりません。
壁クロス。これは掃除機などでホコリを払う程度の掃除方法しかありません。汚れてきたら、はがして壁紙をはりかえることになりますが、それには一見クロスふうのビニール、ビニールクロスがいいでしょう。

ワッペンシールの上手なはがし方
専用の道具を使う
専用の道具を使う

専用の道具が市販されています。これはペーパーナイフのような形をしており、刃の部分ではがしていくものです。キャップ部分にシリコンが含まれており、シリコンが刃に流れていくので、粘着剤が刃にこびりつかず、きれいにはがせます。
ただし、プラスチック合板やガラスなど硬い面に限ります。

専用のはがし剤を使う

その名もすばり、ワッペンはがし、シールはがしです。スプレータイプやクリームタイプのものがあり、いずれもワッペンやシールに直接塗ってはがします。注意点としては溶剤分を多く含んでいるので、塗装面やプラスチックを損なうことがあるという点です。目立たないところで異常が出ないことを確認して使いましょう。