玄関からの侵入は50%以上です。

空巣などの被害の50%以上は玄関からの侵入といわれていますし、悪質な訪問販売員がやってくることもあります。やはり入口は、十分な備えが必要です。錠のかけ忘れや近所でのちょっとした立ち話のすきに被害にあうことも多いのですから、心のカギもしっかりしていなければならないのはいうまでもありません。ともあれ、次のような防犯器具がセットされているか点検してみてください。

ワンドア・ツーロック、補助錠
ワンドア・ツーロック、補助錠

ドアにはドア錠のほかに必ず補助錠が必要です。2つ以上の錠をつけて、こじあけるのに時間がかかるようにする必要があるのです。比較的取りつけの簡単なシリンダー面付(つらつけ)錠もありますから、ぜひ取りつけておきましょう。最近では数字の組み合わせであくもの、磁気カードであけるものなど電子応用の錠も開発が進んでいます。
家にいるときの用心のためなら、図のようにラッチをつけてもいいのですが、家を留守にするときは役に立ちません。ドアの外からカギで施錠したり、開錠できるものでなければなりません。
なお、ピッキング、カム送り、サムターンまわしなどの手口もありますが、補助錠をつけておけば防ぐことができます。

こじあけを防ぐガードプレート

カギ穴がドアノブについているタイプの錠は、ドア枠とドアのすき間からこじあけられたり、デッドボルトを切断されたりすることがありますから、ガードプレートを取りつけて、すき間をふさいでおきます。

押売り撃退用にドアチェーン

ドアチェーンをかけて、玄関で応対すると、ドアを強く引かれ、強引に侵入しようとするのを防ぐことができます。
取りつけは簡単ですが、必ず図のように横型に取りつけるようにします。
たて型につけるとすき間から物差しなどではずされるおそれがあるので注意してください。
最近ではドアを完全に閉めないとはずせない、ガードアームというものもあります。

押売り撃退用にドアチェーン
来訪者を確認する防犯レンズ

不審な来訪者には、なによりもドアをあけないというのが安全です。防犯レンズはドアをあけずに来訪者を確認するためのものです。ドアにドリルで穴をあけ、ドアの外側から本体を差し込み、内側からのぞきレンズをねじ込むだけですが、ドア面に対して直角に穴をあける必要があります。
ドアノッカーなどに組み込まれ、目立ちにくいものも売られています。

ドアサイドのガラスもガードが必要

玄関内を明るくするドアサイドのガラスは、破られてしまうと補助錠をつけていても役に立ちません。ガラスブロックなどのガードも有効です。

その他の防犯用品
  • 防犯カメラ
  • センサーライト
  • センサー警報器  など