ぬれ縁や戸袋、手すり、植木棚など屋外の木部はいろいろあります。これらは風雨にさらされるため、そのまま放っておくとどうしても防水効果がなくなり、ひび割れや腐食というトラブルが起こります。このようなトラブルを防ぐために、定期的な塗りかえを心がけましよう。屋外木部のための塗料はいろいろあるので、表を参考にしてください。

1.いたんだ部分ははがす
泥やホコリを落とす

古い塗膜がひび割れたり、はがれかかっている場合には金べラでこそぎ落とし、80番くらいのサンドペーパーをかけます。このとき、平らな部分は木片にサンドペーパーを巻きつけてこするようにすると作業がしやすくなります。場合によっては、しんちゅうのワイヤーブラシも便利です。

2.泥やホコリを落とす

塗装面についている泥やホコリをそのままにして塗るとはがれやすいので、きれいに水洗いをし、乾かしてから塗装にかかります。

<屋外木部用塗料>
外部用ステインペイント 木目のみえない不透明仕上げ
水性・油性の2種
防虫・防腐着色ステイン 木目を生かした着色透明仕上げ
クリヤー(透明)もある
外部用ニス 木目を生かした透明仕上げ
水性つやあり塗料 ツヤあり仕上げ
半ツヤのものもある
茶系統だけではなく色の種類は多い
3.塗料がついて困るところは力バーを
塗りにくい部分は先に

塗料がついて困るところにはマスキングテープを貼ったり、新聞紙などでおおいをしておきます。地面なども塗料がたれると汚くなるので、新聞紙を敷いておきましよう。

4.塗りにくい部分は先に

隅の方や板の継ぎ目など塗りにくい部分を、あらかじめスジ力イバケやべンダーで塗っておいてから、コテバケで全体を塗るときれいに仕上がります。1回塗りが終わったら充分乾かし、2回目を塗りましょう。